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7人の天使…早苗の2話(完)

2012/03/20 09:23

 

早苗………2話(完)

 

 

 野口は今度はやさしく、
「実はこの調査のことは一博さんは知らないはずです。一博さんのお母さん、え~名前は…」
「お母さん?恵子さんですか?」
「そうその恵子さんからの秘密の依頼で一ヶ月間広瀬早苗の素行調査をたのまれたのです。スタッフは私とあと一人で費用は前払いで200万円もらっています。目的は、早苗さんと一博さんの結婚を破談されるためのものです。そして早苗さんのお父さんの信夫さんは市バスの運転手で京都交通局労働組合の役員、それも革新党の党員だということがわかりました。こうして今時探偵に息子の嫁になる家の身辺調査をする家柄ですから超保守的な考えをもっておられます。お父さんのことと早苗さんの万引きのことを正直報告すればお母さんの恵子さんは大喜びされます」
 結婚式は一ヵ月後にせまり、嫁入り道具も超豪華版で揃えている。この費用の2000万円は結納の形でいただいている、式の費用とヨーロツパへの新婚費用ももすべて崎山家が負担することになっているから、もしこちらの不都合で破談になれば相当な金額を弁償支払わなければならない、それでなくてももう父と娘の預金は底をついていた。
 早苗は静かな口調で、
「野口さん、本当に一度だけのお付き合いでゆるしていただけますか?万引きの件と父のこと」
「はい、たった一度だけ目をつむってください。私のためにも早苗さんのためにも」
「それではどうしたら?」
「今夜の8時に早苗さんの家から東の政所公園の南側の入り口で待っていてください」
「わかりました…」

 私立探偵こと大石隆二は43歳で3年前に離婚をしているそれを機会にサラリーマンからタクシー運転手に転職をした。その大石が児童公園で待っていると早苗が歩いてきた。大石はタクシーから降りて後部ドアを開け愛想よく早苗を手で招きいれる動作をしたが、早苗は人違いだと思いこれも愛想よく「イイエ」と手を横に振った。大石は、
「早苗さんですね、私立探偵の野口さんからの配車です」
 早苗はタクシーなら安心ととりあえずタクシー中に入った。運転手はドアを閉め運転席に戻り笑ったままの顔で後ろを振り返り、
「早苗さん、昨日、今日と心配だったでしょう、もう安心です」
 早苗もついつられて笑い顔で野口さんはどこにと聞いている。運転手はフロントガラス左下にある乗務員証を指差して、
「大石隆二といいます。電話では私立探偵の野口と言っていました」
 早苗はまだ意味がわからず目を白黒させている。やがてあれは嘘だったのと安心したのか笑っている。大石は、
「早苗さん、私立探偵であろうがタクシーの運転手であろうが、脅迫されているのには間違いはありません」
と言いながら大石はタクシーを発車させた。
「う、運転手さん、どこにいくの?」
「どこへって?ラブホテルの決まっているでしょう…早苗さん」
「そんなの困ります」
 タクシーは本通りを右折した。道路工事の影響で今日も渋滞している、大石は本屋を指差して、
「丁度こうして昨日も渋滞していました。何気なしに本屋さんを見ると髪の長い色白の美人が立ち読みをしていました。その女性は左手に持っていた本を手に持っていた紙袋にス~ト入れるのを目撃したのです。そして私は万引きだと直感した。その美人は何食わぬ顔で車の進行方向に歩いて行き一筋目を右に曲がった。私も渋滞に嫌気をさして同じ道を右折したら、その美人は他人の家の前に置いてあったポリバケツの蓋を開けて何かを捨てていた。それを横目で見ながら徐行してつけていったらある家に入った。表札を見ると家族全員の名前があり電話番号を調べた。そしてポリバケツには「美人野獣」の注文カードがあった」
 早苗は真っ赤になって下を向いている。さらに大石は、
「お父さんの件は今朝たまたま早苗さんの家の前を通った時、玄関横のガレージから自家用車が出てきた。これもたまたま進行方向が同じでお父さんの自家用車は市バスの九条営業所に入ったから市バスに勤めている友人に電話したらすぐ色々なことかわかった。早苗さんがほんの出来心で万引きしたのと同じで私もほんの出来心で早苗さんを脅迫をした。おかげでこんな若くて綺麗な女性とラブホテルに行けます」
「大石さん、本当にラブホテルに行くのですか?」
「早苗さん、今さら何をいってんの?電話であんなに堅い約束をしたでしょう。だから今早苗さんはタクシーの中にいる」
「でも、電話とは随分お話が違います」
 大石のタクシーは市内を抜けて名神南インターのラブホテル街についた。大石は40数軒の中でも一番豪華で有名なホテルに入った。タクシーをバックでつけてエンジンを切ったら早苗が、
「大石さん、本当に一度だけと約束できます?」
大石は黙って小指をだすと、早苗も小指をからましてきた。
 

 早苗は部屋に入るなり大きな歓声を上げている。ピンクパンサーの大きなぬいぐるみが天井からぶらさがっている、壁も絨毯もピンク一色で照明がすこぶる明るい、ベッドは円形の回転式で天井は全面ガラスになっている。
 50インチのテレビとカラオケもあり音響はすばらしい。早苗は子供のようにマイクを握りはしゃいでいる。そしてありとあるゆる装置のスイッチを入れながら大石に説明を求めていた。
 大石もそれにつきあってはいたがきりがないと早苗に先にバスルームに入れと命令していた。早苗もそれに素直にしたがっていた、大きな浴槽にタイルもピンクで統一されている、シャワーを出して軽くバスを洗い流して湯の温度を調整しながら蛇口をひねっている。
 婚約者の一博とのデートでもこうして早苗が湯を調整していた。もう一博とのセックスのために20数回はホテルには行っているが、いつもシテイーホテルのスイートルームで部屋は豪華だがとてもセックスを楽しむようにはできてはいない、その点、このラブホテルはおとぎの国に迷い込んだ錯覚を起こすほど楽しい、脅迫されてやがて犯される身分を忘れて早苗の心はワクワクしていた。

 テレビの前にはピンクのフワフワのラブソファーがあり、ピンクのガラスのテーブルの上にはほどよく冷えたロゼワインがある。大石は早苗のラブホテル探検が終わるのを待っていた。やがて早苗は大石の横に座りワイングラスを持ち上げて、
「大石さん、何に乾杯したらいいの?」
「そやな~神様の出来心にするか~早苗」
「あらら、二人の出会いは神様の悪戯なの?」
「それじゃ~乾杯!」
 二人同時にそれを飲み干してワインから手が離れると同時に目が合いそして濃厚な長いキスをしていた。そして大石が家から持ってきた裏ビデオを50インチのテレビにセットすると画面が明るくなった。

 ビデオでは美人OLと若い社員が二人きりで残業をしている。そのOLを男が襲い社内を逃げ回っているシーンからはじまった。服を脱がされパンティーだけになったOLはデスクの上に仰向けに寝かされパンティーが引きずり下ろされた。
 両足が大きく広げられピンク色の秘部のド・アップが映された。早苗は「キャー」と両手で顔を隠して立ち上がり、
「お、大石さん、こんなん困ります」といいながらも指の間から真剣な表情で見ていた。
 テレビの男はパックリ開かれている秘部に顔をうずめて舌でクリトリスをチロチロ愛撫している、OLの口からは喘ぎ声が漏れラブホテルのピンクの部屋中に響き渡った。早苗は、大石さん、大石さん、大石さんと大石の肩をたたきながら、
「これ本当なの?」
「うん?だってこれ本当にしているだろう」
「違うの、そうじゃないの、この声よ!」
「早苗さん、こんな声を出さないの?」
「………」
「女だったら誰でも感じたら声をだすよ~」
 画面ではペニスがOLの秘部に挿入された。OLは顔をゆがめながら、
「アァ~アァァァァァ~ア~イイ~係長~イイヨ~」と連続でハスキーな声を…早苗は急に叫ぶように、
「わたし…不感症なの…」
 

 大石は早苗のスラリと伸びた太股からスカートの中に手を入れ奥をまさぐった。パンティーストッキングを通り越して大石の指に感じるほど早苗は愛液を分泌させいいた。
「早苗さんは、不感症ではないよ~ほらこんなに濡れている」
「…こんなの今日がはじめて…なの」
 大石は薄いセーターをやさしく脱がしてブラジャーを取りそのままソファーに寝かした。キスをしながら早苗の豊満なオッパイに指で刺激を与えていた。そして、
「早苗さん、ここでは恥ずかしくないから少しでも感じたら遠慮なく声をだして!」
 大石は、両手の指で乳首を摘んだり揉んだりしている、早苗は少しは感じるのか口を半開きにしながら、
「フゥ~フゥ~フゥ~」
 やがて早苗の両手が大石の背中にからみつくように力が入ってきた、そして早苗が太股と太股を擦り合わせるようになってきたので大石はスカートとパンティーを器用に脱がし、右手の指で軽く秘部全体を逆撫ぜしてから器用に人差し指と親指で皮の中に埋もれている真珠の小粒をつまみ出していた。
 ピンクより白に近い未開のクリトリスも小豆大に膨らみ堅くなっている。それを指の指紋を使って擦ってやると早苗の両足の太股がピクッ!ビクッ!と動くがこらえているのか声はでない。指を二本揃えて小陰唇の中に入れるとそこは愛液があふれてシーツまでも濡らしている。ヌルヌルした感触が指に伝わり深く浅くと小刻みに動かしているが早苗の口からは、
「フゥ~フゥ~フゥ~」としか漏れず「アァ~アァァァ~イィ~」にはほど遠かった。
 ビデオが終わって部屋は静かになっている。大石は目をつむっている早苗の鼻をトントンと合図して風呂に入れと手で合図をすると早苗は静かに立ち上がり素っ裸のままフラフラとバスルームに消えた。
 それを見届けてからベッドのカガミの扉を開けるとそこはマジックミラーになってバスルームが見える。早苗は長い髪の毛を束ね、たったままシャワーを浴びている、その姿は外国映画のワンシーンを見ているように優雅でセクシーだった。大石は早苗の身体が湯船に沈むのを確認してからバスルームに入っていった。

 早苗は「ニコッ!」と笑みを浮かべながら身体を横に少しずらし、大石にここに入れと目で合図をしていた。そして大石にありとあらゆる質問を浴びせていた。
「奥さんは?」
「結婚して何年?」
「離婚の原因は?」
「子供は何人?」
「養育費はいくら送っているの?」
「いつも女を脅迫しているの?」
 大石はその質問にユーモアをまじえて一つ一つ丁寧に応えていた。
「大石さんは、いつもあんなHなビデオを見て楽しんでいるの?」
「いや~たまたま友人に借りただけで、やっぱりほんまもんの女性に限る!」
といいながら早苗の乳首をきつめに掴んだら、早苗の口から、
「アァッッ!」
「ごめん、ごめん、痛かった?」
「ううん、少しも…それよりなんか感じたのよ!初体験の気持ちよ!大石さん、ありがとう」
「なっ!いっただろう~そうして一回声がでれば、あとはあのビデオと一緒やで~早苗さん」
「もう~大石さん、早苗と呼んで!」
「早苗、まだペッテイングだけだ!これから本番になるからよがり声を上げる練習をしょう」
「なんか~脅迫されているの忘れてしまったの…へんネ!」

 早苗は裸体にバスタオルを巻いたままの姿で回転ベッドのスイッチを入れたり切ったり、枕元にある十数個のスイッチを興味ぶかけに一つずつ試していた。大石の目の前で前かがみになりお尻を突き出し少女のように目を輝かしている早苗に尻の方から近づき腰を両手で抱えて一気にペニスを突き刺した。
 右手で乳房を力の限り鷲づかみにして左手で乳首を強く捻るとその瞬間、大石のペニスは痛いほど早苗の膣圧で絞められていた。大石はバスルームで早苗の乳首を強く掴んだ瞬間に早苗の口から漏れた「アァツ!」を見逃さなかった、つまり、早苗は早苗自身がまだ気がついてはいないがSMのM、マゾだと判断していたからだ。
 早苗の口からは、
「アァァァ~アアアァァァ~」
両乳首を左右に引っ張りながら腰を連続ピストンさすと、
「ウゥゥゥゥ~ァァァァ~」
乳首を強く捻りクルクル回すと、
「お、大石さん~もうもう、ダメ~かにんして~」
 大石はそんな言葉を無視しながら指で秘部をまさぐりクリトリスをしっかり人差し指と親指で挟み一気に引っ張ると早苗は、
「グググッッッッ~イッ~イッ~イッ~」
「さ、早苗、早苗…痛いのか?いいのか?どっちや~!」
「イィィィィィィ~」と言いながら腰を左右に振ってきたから大石のペニスも大爆発寸前になっている。
「さ、早苗~俺もう…」
「大石さん~私も~」
 大石の腰がフニッシュのために激しく動くと二人同時に、
「グッグッグッ~ガオ~」
と野獣のような声を張り上げていた。

 早苗は大石のタクシーの助手席に乗りながら婚約者の一博との出会いや処女を奪われたいきさつ、将来は社長夫人になる。それまでは何があっても我慢することなどを恋人に話すように語っていた。
 その婚約者の一博は最初は嫌いでしかたがなかったが、そのうち社長夫人もいいかな~と思うようになりブリッコで気を引いていた。あのパーティーの時もチャンスだと思い挑発して身体を奪われたの、もちろん結婚の約束をしてから…。
 私はこの日のために今まで付き合ってきた恋人にも絶対処女を与えなかったの女のずるい本能みたいな物ね。それでも胸の愛撫はゆるしていたの、最初はやさしい愛撫で気持ちがよかったのだけどそのうち、少しぐらいの刺激では感じなくなり噛んでもらったり洗濯バサミを使用したり爪楊枝を束にしてそれでチクチク刺激されたり…下半身は処女でも…今日はそれを大石さんに見破られて楽しかったの…久しぶりになんか~胸のモヤモヤが溶けたわ~。
 大石はハンドルを握りながら、
「一博さんも早苗の感じるところを探し出して、それの虜になるよ~」
 早苗はこの質問にむきになって反論をしている、
「一博さんは私のことは大好きだけど、セックスはそんなに好きではないの…それに…」
「それに?」
「あれが少し小さいの」
「それと?」
「早いの、一度目は入り口で出して!二度目は半分入れて出して!三度目でやっと処女を…」
「最近は?」
「昨日は、一博さんのが奥まで入った瞬間に私がクシャミをしたの、そしたら私の腰がピクッ!と動いたらその刺激でピューと出されたの」
 二人が一博のことで大笑いしている内に早苗の家の前にタクシーが横付けされた。
「大石さん、今日はありがとう」
「こちらこそ脅迫をしてすいませんでした」
「で、今度はいつ脅迫していただけます?」
「そうね~早苗が社長夫人になってお金が自由に使えるようになったら」
「なら20年後?」
「そうです~私はまだ生きています」
「大石さん、その20年後の脅迫の材料は?」
 大石はタクシーのダッシュボードの中から小型高性能の録音器を取り出して、
「今日のことのすべてがこのテープに録音されています」
「そう、ありがとう。私が女であったことを記録してくれていたの?」
「そう、早苗さんの女は、このテープに閉じ込めました。私が大事に保管しておきますから、どうか社長夫人になって幸福になってください」
「そのテープの中の早苗と社長夫人の早苗とどちらが幸福?」
「さあ~それは誰にもわかりません」
 大石はタクシーから降りてこの乗客にドアサービスをしながら、
「本日は長時間のご乗車ありがとうございました。どうか心のお忘れ物がないか?もう一度たしかめてからお降りください」
「運転手さん、もし忘れものがあったらいつまで保管していただけます」
「はい、早苗さんの結婚式前日の9月30日までです」
「それで連絡先は?」
「はい、この名刺を渡しておきます」
 早苗はその名刺を受け取り後ろを振り向かず家の中に消えていた。

 それで早苗は「心の忘れ物をしたの?」
さあ~それはまだ分かりません、だって今日はまだ9月10日ですから…。それに~人生心の忘れ物を取りにいかないことも必要かもわかりませんから…。

 

                         (完)

 

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7人の天使…早苗の1話

2012/03/07 09:28

 

早苗………1話

 
 
 ある日曜日の昼下がり、早苗はデパートで買った品物の整理をしたあとで紅茶を入れるために湯を沸かしていた。さほど広くない建売住宅のキッチンから茶の間を往復するだけでも鼻歌が自然にでるほど楽しい日々が続いていた。
 早苗は来月の10月1日、25歳の誕生日に3歳年上の崎山一博と京都市内のホテルで結婚披露宴の予定だった。その用意のために勤めていた会社を先月退職して今は花嫁修行の真っ最中だった。湯が沸き紅茶を入れて、バックからコミック誌を取り出した時に「ルルル…ルルル」と電話が鳴った。
「もしもし、広瀬です」
「私は私立探偵の野口といいます。早苗さんですネ!」
「はい、そうですが?」
 早苗の脳裏には一博の家が私立探偵に調査を依頼して、広瀬家と早苗の身辺調査をしていることは知っているが、なにも問題がなかったからこそ、結納を交わし婚約もしたはずだが?。野口は一方的に話しをした。
「『美人野獣』の7巻はもうお読みになりましたか?7巻を読まれるということはすでに6巻までお読みになったということですが、本というのは自分のお金で買って読まなければ楽しくないと思うのですが、早苗さんはどう思われます?」
 テーブルの上には野口がいう『美人野獣』の7巻が置かれ今から読もうと思っていた矢先だった。早苗はその質問に返事が出来なくさりとて電話を切る勇気もなかった。野口はさらに、
「結婚適齢期の娘さんが、わずか400円のコミック誌を万引きする。これはお金が目的ではなく物を盗むという癖があるということなんですネ!」
 早苗は思わず!
「スイマセン、生まれて初めてのことで…今までに一回も万引きはしていません、信じてください!」
「信じる信じないは第3者が判断することです早苗さん。たとえば警察、会社の人、そうそう恋人なんかもね」
 早苗は顔面蒼白になり電話を持つ手も震えて声もでない。野口は、
「早苗さん、このことを知っているのは私だけです。私は遠まわしに物をいうのは嫌いなタイプではっきりいいます」
「………」
「早苗さんのように若くて綺麗な人を死ぬまでに一回抱きたいのです、一度だけお相手していただけたら今日のことはすべて忘れます。いかがですか?」
 早苗は小さな声で、
「あの~まだ崎山さんにたのまれて私を調査していたのですか?」
「いや~それもありますが、私は早苗さんを調査していて貴女が好きになったのです。好きになれば身体がほしい、それだけです」
「そんな無理なことを言わないでください。一博さんに分かると…」
 野口は携帯電話をかけながら話しの整理をしていた。
1、崎山一博という恋人がいる
2、かつて私立探偵に調査されている
3、近じか結婚…早苗はこの私立探偵と勘違いしている
 野口は早苗に、
「私は早苗さんと一博さんの幸福を心から願っています。だからまだ崎山家に広瀬家に不利な報告はしていませんし今日のことも報告はいたしません、もちろん私がこのように早苗さんを脅迫している不正行為はバレれば自殺行為と同じですから一度だけでやめます」

 早苗は万引き行為が発覚したことの心配よりも、野口に一回抱かれたも本当に後腐れがないのか?さらにお金を要求されて付きまとわれないかの心配に変わっていた。野口も一度だけで本当にこの事を忘れるから心配ないと早苗を説得するのに力を入れている。
 つまり、早苗と野口の争点は奇妙にもピタリと一致しているから脅迫というより、駆け引き、商売、腹の探りあいになってきた。
「早苗さん、今日は二人とも結論がでませんから明日また電話はします。そちらの都合もありますから何時ごろがいいですか?」
 早苗もついこの商談に釣られて、
「なら、明日の午後3時にしてください」
 電話を切った早苗はなぜ、簡単に万引きを認めてしまったのか後悔をしていた。この日は朝から心がワクワクしていた、それにデパートではほしい物が安く手に入り、また学生時代の女の友人とバッタリ逢い喫茶店で一博のことを自慢していた。
 自宅近くでタクシーを降りて本屋に立ち寄り読みたかった『美人野獣・7巻』を見つけてラッキーと思いレジの方を見ると2~3人が並んでいてレジの店員からはこちらが見えない。もう一人の店員も奥の事務所にいた。早苗の周りには人がいない表の歩道にも人が通っていない、今なら万引きをしても完全犯罪だとフト思った瞬間に手に持っていたコミック誌をバックに入れてしまった。
 店を出てからさらに完全犯罪を装うために本に差し込んである「注文カード」をバックに指だけ入れて抜き取り、片手でシワクチャにして路地を曲がったところのゴミ箱に捨てた。そして後ろを振り返り誰もいないのを確認してから家まで歩いて帰ってきた。それから30分もたっていないのに野口から万引きした本の題名から定価まで言われたショックで言い訳が思いつかずアッサリ私立探偵の野口のペースに早苗ははまっていた。

 それにしても結婚の日取りも決まっているのに、まだ崎山家は私立探偵を雇い私を監視している。もちろんこれは一博の意思ではなく両親の差し金だが不快な気持ちになった。下手に一博にこのことを相談すれば薮蛇になるから言えない、さりとて早苗の両親にも弟の寿男にも言えないと困り果てていた。
 婚約者の崎山一博は、大手の自動車販売会社の営業部長をしている。早苗はその部下でいわゆる社内恋愛ではあるが、一博の祖父はこの自動車販売会社の創設者で大手メーカーの販売会社として全国一位まで業績を上げた伝説の人物。現在は一博の父豊吉が社長をしている。いずれ一人息子の一博が社長になるから早苗は社長夫人の地位が約束された玉の輿だが、ここまで行き着くのには一博も早苗も涙が枯れるほど苦労している。
 早苗の父親は京都市バスの運転手、母は近くのスーパーでパートで働いている。弟は23歳で高校を卒業して早苗と同じ会社で修理工として働いていたが早苗との婚約が決まると同時にサービスフロントに配属され主任になった。
 崎山家と広瀬家では月とスッポンの家柄の違いで崎山一族はこぞってこの結婚に反対していた。広瀬の両親も娘が金持ちの家に嫁いて苦労するのは目に見えているから反対したが、一博が毎夜のように家にきて、
「僕が早苗さんを守りますから安心してください」と両親を説得。そして自分の両親と一族に早苗ともし結婚できなかったら会社をやめて二人で暮らすと言い切り男らしさを見せ、来月の挙式を待つだけになっていた。

 28歳のスポーツマン青年、一博は現在っこらしく恋人の早苗には頭が上がらずやさしかった。デートで酒を飲んでも歌を唄っても気品が身体の周りから離れず光って見えた。早苗も色白でほりの深い顔がエキゾチックデ大人のムードと上品さが一博の気品とマッチしてどこからみてもいい男といい女のベストカッフルになっていた。
 今日の昼間、コミック誌を万引きして男に脅迫され身体を求められ困っている女だとは誰も知らない、早苗は野口の脅迫電話の後急に一博に逢いたくなって電話をしていた。
 この二人は付き合ってもう2年にはなる。早苗も一博も一目ぼれ感覚で一博は早苗を私設秘書のごとく会社関係のパーテイーなどにも業務命令として誘っていた。ある時、地元の代議士が大臣になりその就任披露パーティーがホテルで開催されていた。その一博は急に早苗を恋人だと紹介し始めていた。それを聞いた大臣クラスの政治家や京都府知事、市長まで早苗を見る目が変わったが、早苗は極度の緊張でバタリと倒れてしまった。
 一博は早苗を太い腕で抱き上げ、黒服の係に「部屋と医者」といいながらパーティー会場のど真ん中を突き抜け行った。
 8階のスイートルームのベッドに寝かされ、医者の診断を受けたが別段悪いところはなかった。極度の緊張から貧血を起こしたということで早苗はすぐに元気を取り戻したが、一博に看病のお礼をいう気にもならなかった。
「部長さん、どうして私に相談もなく私を恋人などとあんな偉い人達に紹介したの…」
 と怒っていたがそれが泣き声に変わろうとした時、一博の大きな体がかぶさってきた。早苗は必死に抵抗したが、一博の手が早苗のパンティーの中をまさぐり指に愛液の感触が走ったころ早苗がおもわず、
「部長さん、結婚していただけますか?」といつも思っている言葉を口に出してしまった。一博も大きな声で、
「はい、早苗さま、結婚してください、お願いします」
 一博はパンティーの中から手をだしたその手で荒々しく早苗の着ているものを脱がして上に乗ってきた。早苗はスイートルームの豪華な灯りが気にはなったがそのままされるままにされていた。
 一博は童貞ではなかったが素人の女とは初めての経験。今までは高級ソープに通い欲求を満たしていたが、それはソープ嬢からの手取り足取りのサービスであって快感は最高だった。しかし、一博は女性に対してのサービス、つまり愛撫の経験はなかったから早苗に対してもただただペニスを早苗の秘部にくねくね差し入れることしか考えていない。
 早苗は処女でまだ十分濡れて濡れていないからなかなか入らない、それでも愛する早苗の秘部にペニスを当てているから快感は全身を走り回り一博は挿入しないまま爆発していた。
 早苗の秘部の周りには白い液体がヌル~と張り付き、それが下の黄門のほうに流れ落ちるのが気持ち悪かったが一博が早苗の身体から降りるのを待った。この夜、一博は早苗の処女膜を破るのに3回のセックスが必要だった。その後も一博とのセックスはこんな調子で早苗はまだ一度もセックスの快感を経験していないもののセックス以外の一博はとても好きだった。

 午後3時に約束の電話が鳴った。
「もしもし、早苗さん、いつ?デートをしていただけます?」
「そんな~困ります」
「それではありのまま報告します」
「野口さん、私が万引きした証拠でもあるの!」
「はい、あなたが捨てた注文カードに指紋がついています。私はそれを保存しています。それに昨日の電話では貴女が万引きしたことを認めています、その会話のテープもあります」
 早苗は野口に少し抵抗したが、これは役者が一枚も二枚も上手だった。そこで早苗は、
「野口さん、それではお金で解決してくださいます?」
「それでは犯罪になりますからお金はいりません」
「犯罪に…でも私の身体を…これも犯罪です」
「早苗さんを愛しています。愛していれば当然身体がほしくなります。これは男と女の恋ですから犯罪ではありません」
「そんな、私には婚約者がいます。いやがっている者に身体を求めるのは犯罪です」
「早苗さん、あなたも犯罪者でしょう!」
 野口は声を荒げてまくしたてた、早苗は泣いているが、ここでやさしくすれば女は付け上がる動物だということを知り尽くしている。さらにヤクザ言葉で早苗を震えさせていた。

 
 
★~パンブログ…パン定食の店~進々西湖堂
パン屋さん、パン好きな方の必見ブログ

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KTT格安貸切タクシー・業務、商用、観光にお使いください。

2012/02/22 09:23

 

★~小説のページですが、一つニュースを書かせてください。

 

KKT・格安貸切タクシー・業務、商用、観光にお使いください。

 

小型1時間2000円、中型1時間2200円

 

……こんな切り口で貸切乗客を増やしませんか~?~現在の運賃は小型1時間3680円だが、これは高過ぎます。たしかに観光や冠婚葬祭ではハイクラスの車両もいるし、観光では観光ガイドができる乗務員も必要になるが、しかし、ガイドは必要ではなくただ観光地に連れてってくれればいいという観光客も多いから普通のドライバーでいいのです。

……乗務員の賃金、最低賃金は京都府は1時間751円です。これでは1時間の売り上げは最低でも1500円しなければならないが、これがなかなか難しい現実もあります。駅待ちでも流しでも確実に1時間1500円×8時間=12000円平均にはなりません。しかし、このKKT格安貸切タクシーなら、たとえば1日6時間の貸切があればもうこれだけで一日の売り上げは確保できて、さらに忙しい通退勤時間に少し走ればかなりの成果になります。


……と、ここまで書けば京都のアホなタクシー関係者(経営者、自交総連、タクシー協会、共産党)は、1時間貸切3680円なのにそんな安い運賃では採算が取れないと笑う輩ばかしです。ほな、お前とこの乗務員の半分以上は最低賃金、法定残業代も支払っていないのにそれを恥じないのかと私は反論します。つまり、売り上げが悪いのはすべて乗務員が悪いとしているシステムがそうさせているのです。

……もし京都のタクシー業界のすべてが、どうしても最低賃金と法定残業代を支払わなければならない状況だったらばそれぞれのタクシー会社の社長も営業も必死なって売り上げを上げるために努力しますよね~なぜって~?~そら~そうしなければ会社が倒産するからです。つまり、今、会社があるのは労基法を守らなくてもいいからです。したがって、労基法を守るタクシーが増えれば守れということになり守らないタクシー会社は摘発される確立が高くなり(社会的にも)タクシー会社も台数も減ります。そうなれば会社も儲かり乗務員の生活も豊かになります。

……そうなれば会社も儲かり乗務員の生活も豊かになります。←このために、KKT格安貸切タクシーを走らせてタクシーの乗客というより、使用目的を拡大させるのです。たとえば、朝から夜までのKKT格安貸切タクシーが利用される、またはアイデアを書いてみましょうか。(2時間~半日)

……朝の通勤時間、駅から近いが不便なところにある会社の送迎タクシー。老人福祉サービスの送迎。駅から近いホテルへの送迎タクシー。営業マンの業務、商用、挨拶回り一般。デパートの外商の商品配達や営業、客の送迎。各催し会場の送迎。病院の医師と看護婦を乗せた訪問治療。観光客、等々~~~貸切運賃1時間3680円ならダメだが、それが2000円ならタクシーを使う方にもさまざまなメリットが考えられ、また誕生します。

……タクシー側が1時間2000円でも乗務員に1000円渡しても儲かるのです。そして、タクシーを利用する側も1時間2000円でタクシー一台と乗務員一名を使えるのですから、これを利用することによって社内の車両経費や交通費もかなり減るという企業もでてきます。これが1時間3680円というなら採算は取れない。

……過疎の町だったら、学校の通退勤、病院、福祉施設、買い物、路線タクシーとしても使えます。考えてもみてください~あの飛行機でも格安が大流行しているのにタクシーができないはずがありません。タクシー会社も儲かり、乗務員も売り上げが上がる、観光客は増えて喜ぶ、タクシーを利用する会社も経費節減になります。

★~なんてことを考えました。タクシー関係者がこれを読んで日本中に広めていただくことを祈ります。そら~ほんまに1時間2000円なら色々なアイデアがでるはず、そんなアイデアをここに書いてください。


★~この記事は、「タクシーの掲示板・全国版」に投稿されたものです。

http://6712.teacup.com/kyotoinari/bbs

★~マイぶれすの「京都タクシー新聞」は3月31日で完全閉鎖、ここに引っ越しします。
旧~
http://www.mypress.jp/v2_writers/ansin/
新~
http://pink.ap.teacup.com/kyototaxi/
★~小説「タクシーの規制緩和・ペンの暴力」は、
  小説「京都タクシードライバー・さくら」の一部をおまけ。 (10ベージ)京都の有名タクシー会社、ハートタクシーのオーナーは前科10犯のスリの親分だった~!

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7人の天使…明美の5話(完)~次回は、早苗

2012/01/24 09:38

 

 明美~5話(完)

 

 

  

 

  「若い娘が部屋の鍵を不用意に扱った。それを偶然目撃した人間は何を思うかは…誰でも同じだ!その先は本当の悪人か魔がさしたかどちらかだが、君はどっちだ?」
「すいません、私は魔がさしたのです。もう二度としません、信じてください」
「それを絶対に約束できるか?二度と明美に近づかないか?」
「はい、誓います」
「それでは信用して捜査を打ち切るが、念のために名前を聞いておこう」
「はい、塔南交通の前川克己です。会社の寮に住んでいます」
 氷川はこのやりとりのテープを十数回繰り返し聞いてから、明美に、
「よし!京都に帰れ。念のために鍵は変えろ、それと今の世の中では鍵は命の次に大事に扱え!」とやさしく笑った。

 明美は3日ほどしてから京都に帰った。管理人から新しい鍵と宅配の小包を受け取った。差出人は、あのタクシー運転手の前川克己となっていた。
 小包を開けると見覚えのある紙箱で、中を開けるとあの超ビックサイズのペニスが入っていた。
「ウソ~~~どうしょう~~~」
 そして手紙が添えられていた。

前略
 氷川明美様、大変申し訳ないことをしてしまい心から反省してもう二度とあなたの前には姿を現さないことお誓い申し上げます。
 氷川先生には、箱を盗んだことを言わないでください、窃盗で逮捕されるかもわかりませんから、そして大事な物をお返しいたします。
 実は、私は30歳になってもまだ女の人との性交渉を持ったことがないのです。高校、大学と彼女はいました。そしてサラリーマンになってからも結婚を前提に付き合った女性も2名いましたが、すべて肉体関係まで進むとふられてしまうのです。
 その原因は、私の身体にあるのです。つまり~その~私のペニスが異常に大きく育ってしまったのです。その大きさはその箱に入っている「大人のおもちゃ」の直径45ミリ、長さも同じ20センチです。ですから素人の彼女はもちろん、ソープランドの女性にまで商売の「オマンコ」がつぶれる!お金はいらないから帰ってと言われていました。
 会社ではそのことが噂になりいたたまれなくやむなく人間関係のないタクシードライバーになったのです。そのころから私はもう一生涯女性とのセックスは諦めて女性の下着に興味を持つようになりました。そしてそのパンツに射精してそのパンツが再び履かれることでその女性とセックスをしたと錯覚していたのです。こんな哀れな男ですが、どうか明美様笑って許してください、それではお元気で。
                                                                      前川克己

 明美はこの手紙を読んでからもうアメリカ留学でビッグサイズの男を捜す必要がないとスナックのアルバイトの断りを店に電話をしていた。そして塔南交通に電話をしていた。
「銀閣ハイツの101号室の氷川です」
「はい、いつもありがとうございます」
「あの~運転手さんの指名はできるのですか?」
「はい、どうぞ、ご指名をしてください」
「では、前川克己さんのタクシーをお願いします」
                         (完)
次回は…早苗

◆最終回はずいぶん短くなりました。もう一回ぐらいHシーンを入れようと思ったのですが、それは今夜の明美と前川のセックスを想像していただきたいと思います。
◆ペニスが小さいと悩んでいる男性も多いですが、こうして異常に大きい人もかなりおられます。これを世間では馬並みといいますが、だからといって女性には縁の少ない人が多いものです。反対に人より少し小さ目の男のほうがモテるという珍現象もあるから世の中は不思議なものです。
◆さて、これで5話は完成しました。まだまだ続きますが、なんかおもしろいヒントがあればせひ教えてください。
 



 

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7人の天使…明美の4話 18歳未満禁止の小説

2012/01/18 09:20

 

明美~4話

 

 

 

 「トントン!」
とドアがノックされて一人の若い刑事が部屋に入ってきた。奥村県警本部長が明美親子に紹介している。
「県警本部の若山刑事です。歳は28歳独身です」
 その若山刑事に鑑識にメモの筆圧を調べてもらいました。若山はこれですと解読したものを明美に見せている。明美はバックから学生手帳のアドレスを出して照合するとそれはこの順番通りに書かれていた。
 それともう一つ、と若山は口どもりながら…
「あの~明美さん、その~パンティーですが、8枚を1枚1枚丹念に調べましたが、そのうちの1枚に精液が付着していました。血液型はAB型ですが…あの~明美さんには恋人とか~あの~その~」
「いえ!私にはそんな人はいません!それは犯人のです」
 父親の氷川は、この犯人はもちろん変質者です。今までに汚れた下着に興味を持つ人間の性犯罪は数えきれないほどの事例はあります。この犯人は汚れた下着に精液を射精して、そのパンティーが再び履かれる事に喜びを感じている新しい形の変質者です。
 その犯人が明美に愛を感じていたら、明美の居所を探して何とかもう一度汚れたパンティーに射精したいと思っているだろう。その為には手段を選ばずしつこくつけ回すのは目に見えている、そう鮭のオスが、ただメスの産卵した卵に射精するためだけに何千キロも遊泳するように!
 
 そのころ前川は、明美のアパートの近くに公園の横でタクシーを停めて明美がタクシーを呼ぶのを待っていた。ところが8時になっても無線が入らない、大学から直接祇園のスナックへ行ったのだろうかと?と携帯電話で明美の部屋に電話をしたが出ない、念のためにもう一度電話で不在を確かめてから部屋に入った。
 前川は、風呂の横にある洗濯機に首を突っ込み汚れたパンティーを探したが1枚もない。古くなったのか?それとも生理で汚れて捨てたのかと思いながらポリのゴミ容器をあさっている。ゴミの袋の中にはイチゴが、そしてパンも牛乳パックも中身が入ったまま捨てられている。いそいで冷蔵庫を開けると中は空っぽで電源も切られていた。旅行か?実家か?それをしばらく考えてから明美の実家に電話をしていた。明美の母らしき女が、
「もしもし、京都外国大学の学生課のものです。明美さんのアルバイトの件でお話が…」
「明美は今でかけています」
「わかりました、では、のちほど…」
 前川は何かを感じたのか?整理ダンスの二段目の奥にしまわれているビックサイズのペニスを捜したがなかった。それにアルバムや日記が消えている、「しまった!かんずかれた」とは思ったが、しかし、あんな物を実家に持って帰れるはずがないと明美の愛用品の電動コケシをやっとのことで見つけていた。
 明美親子が県警本部から帰ってくると母親がさっきの学生課からの電話を告げた。氷川は若山刑事に電話をしている、若山刑事は京都府警に電話をした。明美のアパートに犯人がまだいる可能性があり協力を求めているが、それに応じた京都府警の刑事は明美のアパートに急行したが前川のタクシーとは一歩違いだった。
 明美と氷川、それに若山刑事が明美の実家で今後の対策を練っている時、電話が鳴った。氷川がでた。
「もしもし、氷川です」
「明美さんをお願いします」
「君は誰だね?」
「私は、京都外国大学の学生課の田中です」
「あぁ~君か?明美の汚れたパンティーに射精したのは!」
 前川はビックリしている。まさかその事がバレているとは心から思っていなかった。せいぜい何かがおかしい程度で明美が実家に帰ったと予想していたからだ…この電話も明美の電動コケシの事を言って脅迫して、なんとかお付き合いしたいと申しいれるつもりだった。
「そ、それが…どうしてわかりました」
「私は精神科の医師で頭のおかしい奴の行動はすぐわかる」
「明美さんをだしてください」
「はい、わかりましたと明美を電話にだせる馬鹿な父親がどこにいる、なんならここにいる埼玉県警の刑事さんと変わるかね…君!」
「刑事?なんで刑事がいる?」
「君のやっていることは犯罪だからだ!」
「私は…明美さんに何もしていない」
「君はこうして明美の実家に電話をしている、これからもつきまとい、ますますエスカーレートして取り返しのつかないことになるのは目に見えている、それを事前に防止するために刑事さんがいる」
「そんなこと、なぜわかる」
「私は犯罪心理学を各県警の警察学校で教えている。君のいる京都にも教え子が沢山いる。もう君の調べはついている、明美がメーターボックスに鍵を入れた時にアパートの前にいた人物が君だ!10月28日金曜日夜7時30分、そこに塔南交通のタクシーが止まっていた」
「………」
(つづく…次回で完)

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7人の天使…明美の3話~18歳未満は禁止

2012/01/11 09:58

 

明美…3話

 

 

 この電動コケシは同級生の良美がアルバイト先の忘年会のクジ引きの景品としてもらった。良美は家から通学をしてたから家にこんな物を持って帰れないと明美にもし使わなかったらどっかに捨ててといって無理やり手渡されていた。
 明美がそれをアパートに持って帰って開けるとそこには夢にまで見た男性のペニス、しかし、まだ人間の本物を見たこともなくこれが男性の普通のサイズと錯覚をしてしまった。
 明美は中学の時、高校受験で親からやかましく勉強をせよと言われて一時ノイローゼになっていたことがあった。そのことを親友に相談するとオ○ニーをすると元気になると教えられしかたを教わった、それ以後落ち込んだり、嫌なことがあった夜はパンツの上からクリトリスを指でなぞってオ○ニーをしていた。高校生になってからは指や細い魚肉ソーセイジを秘部に挿入してひとりHを楽しんでいた。そのおかげで成績はアップし性格も明るくなり友人も沢山できていた。
 明美は良美からもらった電動コケシを普通の男性サイズと信じていたある日、良美がどこからか裏ポルノ雑誌を手に入れて明美に見せてくれた。明美も興味があり熱心に見ている内に、
「良美!この本の男性のペニスは小さいやん?」
と笑っていると、良美が明美の顔を覗きながら、
「えっ!何いってんの?これはものすごく大きいよ~うちの彼氏なんか~この半分よ!明美!」
「だって…この前もらった、大人のおもちゃ……あれ、もっと大きいのよ~良美!」
「あらら、あれは子供を2~3人生んだ女性で、なおかつセックスが好きで好きでたまらない淫乱の熟女が使うもので…素人では…アッハハハ」
「えっ!私…本物そっくりだし…大きさもあれと同じと信じていたの…今も信じているのよ~良美!」
「明美!まさかあの電動コケシ…使ったの?」
「ううん、まさか…あんな大きいの…入るわけないじゃん…」

 明美は埼玉県から京都での一人暮らしの寂しさから気をまぎらわすために2日に一回はオ○ニーをしていた。その時、ふと良美からもらった電動コケシを使う気になり秘部に当てたがこれは太すぎてうまく入らない。しかし、これは私がまだ若くて穴が小さい、もし恋人ができてもこれでは彼にふられるかも、いえ、それより彼が可哀想と思いながら色々なクリームやローションを使っては試していた。
 その超特大のペニスは下に台がありそれを立てるようにもできる、明美は深夜のアパートでそれをまたいでペニスの亀頭にゼリーを塗り一気に腰を落とすと「ズホッ!」と奥まで入ったが、その痛みは処女膜喪失というより苦行の痛みだった。
 しかし、その成果で今では明美の愛液だけでスムーズにスポッスポッ入るようになって快感も窒息しそうになるほど次々押し寄せるようになっていた。
 ところが明美は良美の話を聞いて脳が分裂するほどの衝撃を受けていた。そして私はもう一生結婚はできないと悩んでいたある日、良美も責任を感じたのか?
「明美、外人のペニスはものすごく太いっていうから外人の男と結婚したら?」
 明美はこの良美のアドバイスで元気になり、それなら外人と結婚しょうと心に誓っていた。それにあの堅物の父親も語学の勉強にアメリカに留学するという動機なら無理がなく父親を説得できる自信もある、そしてその費用稼ぎにスナックのアルバイトを思いついていた。

 明美が実家に帰ったあくる日、父と明美は埼玉県警の奥村県警本部長を訪ねていた。明美の父親は犯罪心理学者しとて埼玉県警察学校の講師も努めていてこの奥村とは懇意にしていた。
 奥村は明美の話を聞いて、一般的だが立件は難しい。物が盗られていない、脅迫の電話や手紙が来ていない、おそらく手袋をはめていて指紋もでない、被害のあった京都の下鴨警察署にいってもせいぜい鍵を取り替えて何かあったら110番して下さいと言われて帰らされるだろう。この埼玉県の警察でも同じだと思う。しかし、犯罪心理学の権威、氷川さんがこうしてわざわざ来られるのはなにも娘さんだけの事だけではないと思うので京都府警に連絡をして一人刑事をつけます。
 氷川耕三は礼を言いながら、若い女性が被害者の殺人や残虐事件を日本はもちろん外国の事件まで調べましたが、残虐な事件になるほど後でわかるものですが必ず前兆があります。たとえば犯人が女性に失恋をした、犯人が勝手に見初めた、そして無言電話に家に無断侵入、それにストーカーがあります。今回の事件の特徴は、点けていたはずの豆球が消されている、これは犯人が自分の家でする習性です。タバコの匂いは犯人は吸殻を処分したが微かな匂いが残った。少量の砂は、これは犯人がアパートの前の公園で明美を見張っていたことになります。
 (4話につづく)

 

 

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7人の天使…明美の2話~18歳未満禁止の小説

2012/01/06 09:27

 

明美…2話

 

 

 午前2時過ぎ、明美はタクシーで帰って来た。アパートのドアを開けて中に入ろうとすると中は真っ暗、明美は外出する時は必ず蛍光灯の豆球を点けて出る癖がある。あれっ今日は忘れたかと?と思っていると微かにタバコの匂いがする、明美はタバコは吸わない「ハテナ?」とは思ったがスナック客のタバコの匂いが洋服にでもと思ったまま風呂に入って寝てしまった。
 水曜日、神楽坂の公園で前川はタクシーを停めて無線を聞いていた。
銀閣寺の銀閣ハイツ・氷川様」
「323了解」
「323実車」
と明美のアパートにタクシーが配車された。
 前川はアパートの前の公園の横に駐車して公園を通り抜けて明美の部屋に入った。今日は携帯用の灰皿とカメラを持ってきている。そのカメラでアルバムから可愛く映っている明美の写真を選び上手に撮っていた。
 次に整理ダンスの3段目から5段目まで開けて丹念に物色したが特別変わったものはでてこない。次に日記を読んだがたわいのない話ばかりで男の匂いはまったく感じないが、一つだけおもしろいのがあった。
 11月3日
 今日、直子から電話があり、彼からの7回目のデートを誘われたが、今夜も処女で帰って来た、残念といっていた。私達のグループは処女ばっかし、私もみんなも楽しみにしているのに!残念!
 この日記を読むとまだ明美は処女だ、処女が深夜のスナックでアルバイト、そしてあの極太のペニスの電動コケシはいったい?と首をかしげながら前川は今日も洗濯機から明美がスナックに出かける前に履き替えたと思われるパンティーをいきり立ったペニスに巻いてオ○ニーをしている。そしてパンテイーの秘部に当たる部分に射精して帰った。

 午前2時過ぎ、明美はいつものようにアパートの鍵を開けて部屋の中に入るとまた豆球が消されていた。それに気づいた明美の顔は青ざめた。それは今日部屋を出る時には豆球を点けたことを意識的に確認していたからだ。それに今日もタバコの匂いが微かにする、これはおかしいと思って部屋の隅々まで見ても何も撮られたり触られた形跡はない。
 しかし、部屋に入ってすぐの玄関の明美のハイヒールの横にはパラパラと少しだけだが砂がある。ハイヒールを持ち上げて底を見るが砂はついていない、それに明美が学校から帰ってすぐに玄関を掃いているから…。
「どうしょう…」と思いながら電話を取り110番と考えたが、別に何も取られていない…そこで明美は明日実家の父に相談をすることになった。
 父親にはスナックのアルバイトを偽り、コンビニのアルバイトから午後11時過ぎに帰ってくるところから話を始めている。明美の父親は精神科の医師で私立病院で勤務しながら埼玉県の大学で犯罪心理学の講師もしている。明美の話を聞くと父親は今すぐ新幹線で帰ってこいと命令をしていた。
 そして、
「明美、持って帰ってくるものをメモをしろ!」
「はい」といって電話機の横のメモ用紙を見ると、
「お父さん、誰かメモ用紙を使っている」
「明美、どうしてわかる」
「このメモ用紙は買ってからまだ一度も使っていないの、表紙を取っただけで…それがかなりの筆跡が薄っすらと…」
「明美、それを丁寧に持って帰れ、それとまず身元がわかる物で、免許証、保険証、学生証、賃貸契約書、それに手紙類のすべて、日記、アルバムもだ!」
「はい、わかった、お父さん」
「たしか、2回入られたといったな?」
「はい、タバコの匂いは2回だけです」
「下着はどうだ!パンティーにブラジャーは?」
「それが~盗られていないし、触ってもいません」
 犯罪心理学者の氷川耕三は考えている。金目の物は盗らない、下着にも手はつけないのに2回も忍びこむ必要が、いや2回とは限らないしこれからも忍び込むとすれば…。
「明美、下着はどこで干している」
「乾燥機ですから干しません」
「汚れたパンツはどうしている?」
「もう~お父さん~娘に…」
「バッカモン!汚れるからパンツを履くのじゃ~」
「そんな、変体がいるの~お父さん」
「性癖は人それぞれ、お前かてどんな性癖を持っているわかったもんじゃない」
 明美はおもわず「ドキッ!」としたが、
「洗濯機の中に入れてたまったら水を入れて洗濯します」
「今、それにパンツが何枚入っている」
「え~と~おとつい洗濯したから、7~8枚」
「何で、たった2日で8枚も履き替える?」
「もう~お父さん、女はデリケートなのよ!」
「なんでもいいから、それをナイロン袋に入れて持って帰ってこい!」
「えっ!どうするの?」
「1枚1枚丹念に調べる!」
「お父さん~もう~そんなの嫌です」
「わしは、精神科医師で犯罪心理学の学者じゃ!お父さんではない、わかったか明美!」
 明美はメモを見ながらバックに証拠品を詰めている。そしてタンスの2段目に入っているあれはどないしょう~家には持って帰れないし犯人に見つかるとやばいし、ほかすのはもったいないしもう二度と手に入らないし、買いにもいけない代物。とにかくどこかに隠そうと思い、タンスから出して新聞紙に包んでポリのゴミ容器の一番下に隠して上から生ゴミやら牛乳パックでカモフラージューしている。(3話につづく)

 

 

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7人の天使…明美の1話~18歳未満禁止です。

2011/12/26 09:35

 

明美~1話

 

 

 無線配車で銀閣寺のアパート「銀閣ハイツ」101号室と指示を受けたタクシー運転手はそのアパートの前で客の出てくるのを待っていた。この客は学生で、月・水・金と京都最大の歓楽街祇園の富永町のスナックでアルバイトをしている。
 出勤は午後8時なのかいつも7時30分ごろ、この運転手のタクシー会社に電話をしてそれを無線オペレーターが配車をする、この日この無線を取ったのは前川克己30歳の独身で会社の寮に住んでいる。
 女はすぐに出てきた。背が高く、長い黒髪に白い顔は清楚でまだ幼さが残っている。その姿は大学生そのもので水商売でホステスをしているとはどこから見ても見えない。女はドアに鍵を掛け、その鍵を左手にあるガスや水道のメーターボックスのどこかに隠している。
 この女を花見小路で降ろして空車で街を流していると中年の女性が前川のタクシーを拾った。行き先は銀閣寺だった。京都では銀閣寺といっても観光寺院の銀閣寺というお寺ではなくその銀閣寺がある地域のことをいうのだ。これは金閣寺も東福寺もそういうことになるが、地方からきた運転手は「金閣寺」といわれて正直に金閣寺の山門に着けたら客から怒られたという笑い話もある。
 前川はその銀閣寺で客を降ろしたのだが、その目の前にはさっき乗せた大学生のアパートがあった。前川は客の部屋を探している振りをしながら101号室のメーターボックスを開けた。部屋の鍵はガスメーターの上においてあり、それを持って合鍵を作りにいった。そして本物の鍵を元通りに返し、作ったばかりの鍵で部屋の中に入った。

 部屋は2DK、一つ目の部屋にはホームゴタツが置かれている。コタツの上には学生らしく本が数冊、ノートもペンもきちんと整理されている。学生手帳を発見して中を見ると、京都外国語大学英文科、年は21歳、名前は氷川明美。アドレスを見ると実家らしい埼玉県の局番が並び、次に京都市内の番号が並んでいる。
 どれも男性名らしきものはなく京都市内の番号には本人と12名の氏名、アルバイト先のスナック「花まんま」の電話番号もあった。前川は電話の横にあったメモ用紙にすべて書いていた。
 奥の部屋には、ピンクのカバーのシングルベッドがあり、洋服タンスと整理ダンスがあった。洋服ダンスを開けるとスナックに着ていくのか少し派手目の服があり、その下にはアルバムがあった。アルバムには大学入学から今までのスキー、海水浴、テニスなどを楽しんでいる写真はあるが男とのツーショト写真はなく、どれも女友達ばかりで前川はあんな可愛い顔をして彼氏の一人もいないのかと不思議におもっていた。
 整理ダンスの一番上を開けるとそこには下着がはいっていて綺麗に整理されている。前川はそれが妙に生々しくて手で触れようとしたがバレたらやばいと思いやめている。二番目の引き出しを開けるとセーターなどが入っていた。そしてその奥には紙の箱が見えるが…なにかと思ってその箱をベッドの上に置いて開けた瞬間、前川の心臓が止まると思うほど「ドキッ!」としていた。
 そこには太い肌色をしたグロテスクなペニスがあった。それも直径4、5センチ20センチほどで外国のポルノ男優よりも太くて長かった。その立派なペニスのスイッチを入れるとクネクネ回り、それにバイブレーター機能で亀頭部分が小刻みに強く動いていた。
 そしてその箱の中には封を切った1ダース入りのコンドームが後3個残っていた。さっきは純情で男の気もないとおもっていたが、これを見つけてからは「スゲエ~」女だと思っていた。前川は尿意をもよおしトイレに行くと、バスの横にある洗濯機を見つけた。洗濯機の中に手を入れてバジャマやタオルの下からパンティーを3枚見つけ出した。そしてその中で一番汚れているパンティーの秘部にあたる部分に前川のギンギンにいきり起った太いペニスを擦り付けていた。
 そしてパンテイーをペニスに巻きつけて右手でゴシゴシしごいいていたが、それは1分も待たずして暴発していた。白い液体はパンテイー薄茶色の染みと合体して一つになっている。前川は残りの2枚のパンティーにもキスをしてまた元通りに洗濯機の中に戻していた。
 前川はこれで満足をしたのかベッドに座りタバコを吸おうと灰皿を探したがなかった、そこでキッチンに灰を水で流して吸殻はティシューに包んでポケットにいれていた。それからベッドの皺を丁寧に直して部屋に証拠を残していないかを確認して電気を消して立ち去っていった。
   (2話につづく)

 

表紙の写真を変更しました。「巫女ちゃん」

京都の老舗の生八ッ橋の「おたべ」ちゃんの双子の妹の「巫女ちゃん」どす。京都に初詣、観光に行かれる方はこの画像をコピーして持っていってください。清水などの観光地には必ず「おたべ」ちゃんがいますから、これと見比べてください。尚、この「巫女ちゃん」は吉祥院天満宮に年末から正月松の内まで飾られています。

 

吉祥院天満宮は菅原道真の生誕地とされ、そして学問の神様として多くの参拝者が訪れています。京都では「北野の天神」さんが有名ですが、やはり幼少のころから道真がここで勉学をしたということですから北野天神とあわせてお参りください。

 

巫女ちゃんのくわしい記事と画像は、

http://blue.ap.teacup.com/inari/828.html

 

 JR西大路駅から徒歩7分、タクシーで2分(640円)西大路十条西入る。ジャスコ洛南店から1分

 

官能ブログ小説~

 

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7人の天使…美雪の3話(完)

2011/12/22 09:22

 

美雪……3話(完)

 

 

 一ヵ月後、正也の不名誉の噂は忘れられかけていた。今まで美雪と正也の恋愛に「嫉妬・妬み」していた同僚のデパートガールたちも美雪に同情してよくスナック・カラオケに誘ってくれていた。若い男の店員たちは正也が早漏、短小、包茎ではまだ美雪は男の本当の味をしらないだろうと勝ってに想像してこれがチャンスとばかりにモーションをかけて来る。
 美雪は同僚の女の子のHな会話や男の心理を今日もスナックで聞かされていた。現在妻子持ちの男と不倫中の貴子は、
「男は三回目のデートで必ず身体を求めてくる、男からセックスを教えられて開花した女はこれでついていくが…」と前置きをしながら私はそんなに簡単ではないと丁寧に解説をしている、それは、
1、秘密を守れるか?
2、満足させてくれるか?
3、避妊の知識はあるか?
4、病気を持っていないか?
5、金は持っているか?

 これをすべてクリアできる男は妻子持ちの中年しかいない、だから私は不倫になると力説している貴子は、自分の豊満なオッパイを両手で下からささえ上げながら、
「こんなピチピチギャルをタダで抱けるなんて私の不倫の相手の男は幸せやん!」と笑っておどけていた。そしてそれを笑って聞いていた紀子も、
「美雪はあんな正也と別れてよかった。まだ美雪は処女と一緒やん、女なら誰でも持っている身体の奥にある蕾(つぼみ)、この蕾は普通の花のように徐々に咲かへん、蓮の花のようにある日突然「ポン」と咲くのや、それを私のように十九で咲く人も、子供を一人二人産んでから咲く人も、四十を越えてから咲く人も、それから一生咲かない人もいるかもわからへん。でもこの花は一遍咲いたらもうお終いや!不倫はあかんとわかっていても酒を飲まされるとついフラフラとついていってしまう。美雪はまだ蕾やさかいに誰かと結婚してから蕾をポンと咲かしてもらい、それが女の幸せやさかいに!」

 美雪はこの紀子の話を涙を流しながら聞いている。正也に処女をささげてから一年間二人でセックスを楽しんできた。そしてある日、紀子がいうように美雪の蕾が正也の手で開花された。(いやこれの真実は正也が開花さしたのではないのはこの小説の第一話を読んでもらえればわかりますが…)美雪とすれば一番喜んでくれなければならない正也がこのことで苦しんでいる、そしてデパートを長期休暇をして携帯電話すら正也はでてくれなかった。どこでどう歯車が狂ったかは美雪には理解ができなかった。
 この美雪の身体にも紀子がいうように変化がでてきた。最近よく正也とのセックスの夢を見るようになった。見ると決まって夜中に喉の渇きで目が覚める。そして見ると美雪は無意識に必ず蒲団を丸め込んで股の間に挟んでいる、もちろん腰を使ったのかパンテイーも濡れていた。これが美雪には恥ずかしくてなるべく酒を飲んでから寝るようにしている、そしてそれが同僚からスナックを誘われると断れない理由にもなっていた。

 正也は自宅で週一回精神科医師、岩谷鈴子のカウンセリングを受けていた。正也は精神科という名前が嫌で…それも男性ならまだしも女性。しかし、父の命令は絶対で逆らえないから少し医師に抵抗しながらもやむをえずカウンセリングを受けていた。
 この岩谷鈴子は正也の父の友人岩谷隆三の妻であり、鈴子は四十八歳夫は十二歳年上だった。鈴子のカウンセリングの手法は根気良く患者と付き合いながら患者の口から悩みを聞きだし一気に解決をするというのを得意技としていた。
 週一回京都から大津まで電車で通い、正也と政治経済文化スポーツ芸能の話はもちろん、鈴子の家族構成や夫のだらしなさや、子供の自慢、鈴子が大津までの電車でのできごとまでを話して約一時間半で鈴子は帰っていく、正也はただ黙って聞いているだけで四ヶ月がたったある日、鈴子は正也君はカッコがいいから女の子によく持てるでしょうと言うと、正也の顔は険しくなっていた。
 そうそれなら先生の話しを先に聞いてくれる?。正也君この話はとても恥ずかしい話で絶対笑わないと約束して、それと先生を絶対軽蔑しないでと前置きをしながら話をはじめた。正也君も知っている通り私の夫は六十歳で私が四十八歳で、私達今も必ず週一回土曜日にセックスをしているといったら正也君笑う?といって鈴子は正也の目をみたら正也はその目をそらしながらも、
「先生、そんなことないですよ!」とはじめて自分の意見を言ってくれた。
 そう今から三年ほど前に主人が横浜の会社から講演の依頼があって珍しく夫婦でいったの、その夜は横浜の港が見えるホテルで泊まり二人で夜景を見ていると夫婦ともロマンチックになって私は主人の手をそっと握ったら主人も握り返してくれたの、そしてキスをしたのキスは久しぶり過ぎてこの前した記憶は夫婦ともまったくわからなかった。それで五年ぶりのセックスをしたわ、主人が私の上に乗って腰をうごかすと私の口から「アッアッアッ」と声が出るの。私も主人もビックリして顔を見合したの、なにせこんなふしだらな声なんて出そうと思って演技してもでなかったのに…そしてまた主人が腰を動かすと「アッアッアッ」と私の人権も無視して声がでるから主人は私を軽蔑の目でみたの、それで私はあまりにも恥ずかしくてトイレに駆け込んで中から鍵をかけたの、しばらくすると主人がノックをして、
「鈴子、結婚して二十五年、ほったらかしといてゴメン!これからは残りの人生で鈴子の幸せを取り戻すからゆるしてくれ」とっいったのよ、私はその主人の言葉に感動をしてトイレからでて、私も今まで女でなかったことをゆるしてほしいと謝ってから二人で涙を流して抱きあったの。
 そして京都に帰ってから別々にしていた夫婦の寝室を一つにして横浜のホテルのようなベッドを購入して…そ、それからカーテンもピンクにして照明にも随分こったわ…子供達はこれを見て、お父さんとお母さんはHになったと冷やかしてくれるし…そうそう、それから毎週私はエッチな下着を娘から借りて思いっきり声を上げる練習をしているの………もう、正也君恥ずかしいわ~来週は正也君が愛の告白をする番よといいながら顔を真っ赤にして鈴子は帰っていった。

 次の週、鈴子が正也の自宅でのカウンセリングのためにJR大津駅でバスを待っていると、真っ赤なスポーツーカーがクラクションを鳴らして近づいてきた。正也が笑顔で手招きしている。鈴子も笑顔で、
「あらら、正也君、どうしたの?迎えにきてくれたの?」
「そう!それに滋賀県で一番美味しいケーキを買ってきた」
「へえ~サービス満点やないの~♪」
「それが~こないだの先生の話の続きを聞きたくて…タダだとなんか先生に悪くて~」
「えっ!あの私の恥ずかしい話はあれで終わりよ正也君!それより正也君の恋の遍歴を今日は先生聞きたくて朝からもう興奮しているの!」
「へえ~そんな約束をしたかな~」
と正也はとぼけていた。

 正也の入れた紅茶とケーキーをいただきながら鈴子は正也の話を聞いていた。正也の大学時代の恋人とのセックス、丸高デパートのエレベーターガールにふられたこと、そして美雪が処女だったこと、セクシーランジェリーの件、ある日突然美雪がセックスに燃えたことまでこと細かく鈴子に話しているが、鈴子はこれに対しての意見もアドバイスもせずに黙ってうなずいていた。
 そして正也は最後に美雪に対してどうして話どころか携帯電話も出ないようなことになったことを反省している、あの時、いやあくる日でも美雪とゆっくり話をしていればこんなことにはならなかったと悔やんでいるとまでいうので鈴子ははじめて口を開いた。
「正也君が一ヶ月の東京出張中に美雪さんは本当に正也君のことが好きだとわかったのよ!だから心も身体もすべて反応したのよ…私は夫が好きだとわかるのに二十五年もかかったわ…だから私も美雪さんのようにある日突然、夫に心も身体も預けたら…なんていうか女のプライドも捨てたの!そうしたらパパも男のプライドを捨ててくれたわ!今はなんとなしに楽しい生活をエンジョイしているわ!」
「プライドを捨てる?」
「そう、せめて好きな人の前では裸がいいのよ~一生プライドを大事にすることも間違いでもないし~それは人それぞれだからどっちを選ぶかは正也君が決めてたらいいの~」
さらに鈴子は、
「正也君とのお話は今日で最後にします。お父様には正也君は完治したと伝えておきます」といいながら鈴子が帰り仕度をしていると、
「先生、京都まで送っていきます。そして丸高デパートに会社復帰の…」

 丸高デパートの女雀らが噂をしていた。二十一日の火曜日から高山正也が職場復帰する、美雪はどうするのだろうと?。
 火曜日の朝から美雪はソワソワしている。もし廊下で会ったらどうしょう?昼社員食堂であったら…電話はくれるのか?と考えていると午後三時過ぎ、事務用品売り場の社内電話が鳴った。
「もしもし、美雪?」
「はい、(正也だ!)」
「美雪、今までゴメン!今日は美雪にあやまることがいっぱいあるが…聞いてくれる?」
 美雪は「はい」の言葉もいえぬほど泣きじゃくっていた。
「美雪、たのみがあるんだけど…聞いてくれる?」
「何?正也?」
「あの~ほら、ピンクのセクシーのあれ今日持ってきている?」
「ううん、こないだも急に正也から電話があったから四階のフラワーで買ったの、ほな、今日も正也の好きなタイプを買っていきます~」
「そうだったのか~それも誤解していた~そうだったのか!」
「もう~正也は誤解ばっかし!明日の朝まであやまってもらうし~それでいいの、正也!」
「はい、覚悟はできています」
 
 こうして美雪と正也の仲は戻ったが、えっ!あの美雪を指で犯した不良タクシードライバーはどうしているかって?あぁぁぁぁ~あの~運転手は心配ありません。なにやら最近にわか作家になった気持ちで今日も『天使の恋…美雪』というH小説を書いています。
                   (完)

 

 


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7人の天使…美雪の2話~18歳未満は禁止。

2011/12/17 09:15

 

美雪……2話

 

 

  バスルームで湯をかけあいはしゃいでいる姿は正也が東京に出張に行く前の美雪とまったく同じで可愛かった。髪を乾かすために一足先に出た美雪は全身をバスタオル で丁寧に拭きバックから今日丸高デパートで買ったピンクのブラジャーとパンテイーを身に着けた。
 店ではなるべく地味なおしゃれセクシー下着を買ったつもりだったが、履いてみるとはブラジャー 乳首以外はシースルーになっている。パンテイーは前の部分が思ったよりは生地が薄くヘアーが透けてみえる、それに超ハイレグだから自分で鏡を見てもセクシーに見えた。
 正也はバスルームから出ると後ろ向きに立っている、美雪に声をかけたが返事がないので前へ回ると美雪は顔を両手で隠して真っ赤になっている、顔を下にやると正也も顔が真っ赤になるほどセクシーでおもわず美雪を抱きしめていた。
 正也は美雪のセクシーランジェリーの上から愛撫を繰り返し、やがてそれをやさしく脱がしてから美雪の一番敏感な部分を口と舌で愛撫しながらころあいを見て一つになった。
 美雪の快感は正也が侵入してきたころにはもう七合目から八合目をいったりきたりしている。正也は一ヶ月ぶりのセックスでもう爆発の寸前だがなんとかこらえていたが、とうとう息が荒くなり射精の体制になった、それを感じた美雪は正也の背中をポンポンと叩き「正也~」と叫んでいた。
 正也は腰の動きを止めて美雪の目を見た。
「正也、東京で女の人と遊んできた?」
「なに~忙しくてデパートとビジネスホテルとの往復でビールも自動販売機のお世話になっていた」
「正也!私のこと好き?」
「もちろん美雪ちゃん、愛している結婚をしたい!」
美雪は正也にキスをねだっている。
 その長いキスの後正也はゆっくり腰を動かし始めた。さっきの射精の高ぶりはどこかに飛んで行き、改めてスタートラインについたが、美雪の身体には八合目の快感がキープされたままだから、ほんの数回のピストンで美雪は、「アッアッアッ!」「あぁぁ~正也~」と美雪の口から甘い歓喜の声が漏れてきた。
 美雪の両手は正也の背中に食い込むようにしっかり力を入れている。正也が美雪の顔を見ると目はしっかり閉じられ口は半開きで正也の腰のリズム通りに「ア~ァァ~ア~ァァ~」と応えていた。また美雪の左の乳首を甘噛みしながらペニスの根元でクリトリスを擦ると美雪は顔を左右に振りながら「もう~イヤ~イヤ~」と髪を振り乱すぐらいに感じていた。

 正也はアダルトビデオではこの声このシーンを見たことがあるが生の声は初めてでこの美雪もそうだったが、今まで付き合ってきた女もここまでの声はださなかった。正也は東京主張中の一ヶ月の間に美雪に何かがあったと直感したが今はそんなことを考えている余裕すらない。
 美雪の「アッアッアッ~!」はまだ続いている。正也のセックスはペニスを挿入してから三分から五分、美雪のはじめての喘ぎ声を聞いて頭が真っ白になっているから下半身に集中できず中入り後にもう七分~八分になっている、最初の四分ほどを足すと男としてはたしした者と誉めなければならないが正也には美雪の変身に対しての嫉妬心しかなかった。
 このころから美雪の喘ぎ声は「くっくっくっ~イィィィ~」に変わり正也の背中に爪を立てていた。美雪は正也の射精を感じ取ると両手を背中にしっかり固定させ尻をクイクイとしゃくりあげると正也のペニスもそれに応えて発射していた。美雪と正也はセックスが終わっても別々の思いが頭の中をクルクル回りしばらくは二人とも口が聞けなかった。

 やがて正也が口を開いた。
「美雪、いったいどうしたの?」
「なにが?」
「何があったの?」
「なにも…ないよ~正也」
「………」
「怒っているの?正也?」
 正也は急に黙り込み、二人の間に冷たい物が通過していく、これはまずいと思った美雪は、
「正也、今日は一ヶ月ぶりで会えて嬉しかったの、それに私を初めて愛してくれると言ってくれたし、いつも正也に抱かれると気持ちが良くなって声が出そうになるの…でも恥ずかしくて我慢していたの」
 次は正也が答える番だが、正也の頭にには言葉が浮かんでこない、その場しのぎの言葉でもよいのだが、それもないただ正也のプライドが八歳年下の女の子の見え見えの嘘で粉々に粉砕されていた。

 美雪をタクシー乗場まで送ってから正也は祇園のスナック「愛」に行った。正也はこの店のママ愛子に、
「ママ、この店で一番高いブランデーをキープするから、話しを聞いて!」
 正也はこのママに、一ヶ月前の美雪と今日の美雪の違いを真剣に説明している。このママは酔うといつも言う口癖がある、それは、
「男の身体はいらん、いるのはチンポと金や!」
それがあると女は幸せになるといつもいっているママが、正也の話しを聞きながら便箋に話しの整理をしている。

1、セクシーな下着を付けている。
2、みだらな声をだす。
3、爪を立てる。
4、腰を使う。
5、正也が射精しょうと思ったら、話しかけて止める。
6、イクことをいつのまにか知っている。

 これを紙に書いて正也に、愛子ママ自身の人生経験に置き換えて具体的に説明をしていた。正也はそれを泣きそうな顔で聞いている。

愛子ママは一つ一つ具体的に、
1、一ヶ月前までは木綿のパンツを履いていた娘が急にスケスケのセクシーパンティーを履くのは絶対おかしい。
2、一ヶ月前までは正也に抱かれても「アッ!」の声もださなかったのに、今では「アッアッイ~」の声をだすのは誰かにやられて訓練された!
3、二十歳そこそこでそこまで感じる女は少ないで~私かてこの年になっても年に一回あらへんで~。
4、腰を使うなんて50を過ぎた後家のすることや!
5、これは芸妓かなんかのプロの技や!
6、私でもイクことを知ったのは30過ぎてからや!それも6人目の男でやっとや。正也は美雪を処女と思っていたけどそれ嘘とちゃうか~。

 と、ここまで解説しながらさらに、
「二十歳そこそこの尻の青い娘がこんなことを早く覚えて、正也も美雪と結婚したら毎晩責められるは、それで病気でもしたら、あの美雪はチンポが忘れなくて絶対に不倫をするは、正也こんな女とすぐ別れなさい!」と言い切っている。
 正也は男と女の問題ではこの愛子ママの経験談を信じ切っているのと正也が予想していたのとピッタリ一致していた。それは、
 正也が東京出張中の一ヶ月の間に中年の男に誘惑されてセックスの調教をしっかりされた。そして美雪はあのようになった、その男のあざ笑うような声と顔ははっきりわからないが黒い輪郭の男にジェラシィーと憎しみを持ち、愛子ママのいうように美雪と別れる決心をしていた。

 その夜、美雪は桂の1DKマンションに帰り、今日買ったセクシーランジェリーを脱ぎながら、この上下の下着は正也さんは喜んでくれた。正也が怒っているのは私がみだらな声を出したからだと信じ、なぜあんなことを思いついたかと悔やみ恥いていた。
 正也がベッドに腹ばいになり美雪の太股を左右に広げ、その真正面にある恥ずかしい部分を愛撫してくれている時に一ヶ月前の夢を思いだしていた。夢の中では正也がフィニュシューする寸前に正也の腰を力一杯の力で止めた。そして射精のタイミングを外してから正也はまた腰を使ったが、その後は今まで体験したことがないほどの快感が膣の中から内臓を突っ切り脳天まで走った。
 もちろんこれは夢の中の話しだが、美雪と正也がセックスをはじめてから一年が経過していた。正也はセクシーな下着にも感動してくれた。そして美雪もあの夢のようなことをもう一度体験して見たいと思って夢の通りに正也が射精する寸前に軽い気持ちで話しをそらして射精をストップさせていた。
 ところがそれが夢と同じ快感になり思わず声をだしていた。美雪は少し「やばい!」と思ったが火の点いた美雪の身体はもうコントロールができまなくなり夢と同じように腰をクイクイ使ってしまった。
 美雪はそのことを「恥ずかしい」と思い、今度の火曜日のデートの時に夢のことを正直に告白してゆるしてもらおうと思いながら深い眠りに入った。

 3時をまわっているのに正也は愛子ママと二本目の高級ブランデーを飲んでいる。ママは正也に説教をしていた。
「正也、1年も美雪とセックスをしていながらイカすどころか「アッ!」の声もださせない男は最低や!男やったら美雪をその男から取り返してもっと美雪を喜ばしたり、正也!今うちの男は最初はパリッとしたスーツを着て金払いも良かった。それが1年も立ったらヨレヨレになってもう2年も働いていない、うちが小遣いをやってんねん、それでもうちは我慢をしている、正也何でかわかるか?。それはチンポや!あの男はなんぼ酔っていても夜の仕事だけはチャンとしょうる、うちを必ず抱いてくれよる、正也、聞いてんのか!。
 正也は酔った頭で過去の女を思い浮かべている。高校、大学時代には3人の女と付き合いそれぞれ肉体関係を持っている。丸高デパートに入社してからはエレベーターガールの美砂子と美雪、この5人には共通点がある、5人とも1年付き合ってころすべて別れ話が浮上している。
 そして正也の腕の中では誰一人「アッアッアッ」の声もイクの経験もさせてはいない。さっきの美雪の喘ぎ声は俺以外の誰かが教えたものだと信じている。2年前の美砂子とは結婚の約束をしていながら、妻子ある三宅課長と不倫を続けて、それが発覚すると美砂子は、
「正也はハンサムで背も高くて一緒に歩いていても私はたしかに鼻が高いわ、でも三宅課長は私を楽しませてくれるの、正也ゴメン!」が最後の言葉だった。
 そうか、そうだったのか、三宅課長の「楽しませてくれる」はセックスが上手で正也はセックスが下手の意味だったのだ~美雪も俺とのセックスを不満に思って誰かとはわからないが誰かに仕込まれたのかとガックリ肩を落として明け方タクシーで大津まで帰った。

 大津の正也の実家は三井寺の北の皇子山にあった。父の正一郎は滋賀県高島郡の出身で祖父から受け継いだ財産と土地を正一郎一代で5倍にして昭和の近江商人と呼ばれるほど金儲けが上手かった。
 この近江商人の長男として生まれた正也は、比叡山高校、京都大学法学部を卒業して丸高デパートに入社していた。これはいずれ父の商売の跡継ぎをするための修行であって丸高デパートでは大事な取り引き先の「おぼっちゃま」を預かっていることになるから見た目よりは温室育ちの繊細なハートを持った男の子だった。
 その正也の頭の中では、今回の美雪の件では丸高デパートの誰かが美雪を性の調教をしてその男は正也を影で笑っている。その男がどっかで誰かに自慢をしているかもわからない。今次長になっている三宅も美砂子から正也はセックスが下手と聞かされて笑っているだろう。
 その美砂子もエレベーターガールから総務部に配属されてまだデパートにいる、正也はセックスが下手だと女定員どもに言いふらしているだろうと思うと気が狂ったようになっていた。生まれてから今まで正也のプライドは針の先ほどの傷もつけられたことがない。たかだか高校上がりの貧乏人の娘、それも美人とも言えない女に侮辱されたと美雪にまで憎しみを抱いていた。そしてお金持ちの「おぼっちゃま」の限界はこの程度でもう一週間もデパートを無断欠席していた。

 丸高デパートの会議室で幹部会議を開かれている。正也の父が経営する高山物産グループとは年間5億円の取り引きがある、また高山一族の冠婚葬祭から家の新築祝いや記念品、中元お歳暮まで入れると年間1億円の大得意先になり正也の無断欠勤は慎重に対処しなければならない。そして結論は病気のため長期休暇となったが、解決できない大きな問題が浮上していた。
 それは祇園のスナック「愛」に飲みにいった社員が、酔った愛子ママから正也と美雪のセックス事件を聞き、その噂が店内に流れ、さらに噂が一人歩きをして正也は、インポ、短小、早漏、包茎でそれが嫌で美雪はエリート社員の正也をふったになっていた。さらにかつての恋人の美砂子までが正也のそれを知っていたと言いふらしたからもう手のつけようがなかった。(正也の名誉のために書くが、正也はインポ、短小、早漏、包茎ではなく、この若さではすばらしいというほどセックステクニックのセンスはあった)…

 

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